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運動不足に寄せて

新潟地方裁判所すぐそばの武道具店の前を通るたび,懐かしい気持ちになります。 もう10年以上も前のことになりますが,私は新潟大学空手道部の主将でした。なぜ全く未経験だった空手を,部活に入ってまで始めようと思ったのかは,今となっては思い出せません。ただ,やってみるとそれなりに楽しく,気づけば4年間続けていました。

私たちが空手着や帯を購入するお店といえば,その武道具店でした。

空手,唐手,カラテ,karate。古流,寸止め,フルコンタクト等々。主に突き蹴りを稽古するところもあれば,投げ極めや棒術・釵術を稽古するところも。空手は流派・会派が無数に存在しているうえ,同一会派内でも指導者によって稽古内容が随分違います。「一人一流派」と評されるほどです。わが空手道部は,そんな中の,とある小さな一流派でした。

多数の流派・会派が存在するということになると,転居した場合には非常に不便です。よほどの大流派か,全国組織に属する団体でない限り,従前と同じ空手はできないことになってしまいます。私が大学卒業後,栃木の実家に帰った際には,やはり同流派がありませんでした。そこでやむなく,全く方向性の違う流派に入りなおし,白帯から再スタートすることとしました。もっとも,これは貴重な体験となりました。自分の流派を信ずるあまり,他流を頭から批判する人もしばしば見受けられるところです。良いものは良いと評価できる目を養いたいものです(何事においても。)。

さて,このたび,再び新潟に戻って参りましたが,何やら,空手道部のOBたちで,また一緒に体を動かさないかという話が持ち上がっているようです。

私も,久しぶりに昔の空手ができることになりますので,近時の運動不足解消程度の目的で参加しようかと思っているところです。

さしあたっては,新しい空手着を買う必要がありそうです。

(会誌用原稿)