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第3 会津支援(3)

3 自己完結型のノウハウ

(1) 避難所リストの入手

一次避難所(公共施設等)の名称・所在地・電話番号・入所者数等の必要情報のリストは、当初から、福島県災害対策本部のHPで確認できました。

他方、二次避難所(民間の旅館・ホテル・ペンション等)のリスト入手は、福島会会津支部と当会で協調して進めましたが、民間施設である二次避難所に配慮し非公開とされているらしく、全貌をつかみきれず難航していました。ようやく、4月終わりころ、必要なリストを得るに至りました。

(2) 出張先の選定

会津地域のうち、一次及び二次避難所のリストから福島会の会津若松支部の弁護士が出張する避難所を除いても、100か所以上あります。

その中から、週替わりで、出張責任者(「手配師」と連携班では愛称で呼んでいたので、以下、この呼称をそのまま用います)が、入所者数の多い所を中心に、遠近等も考慮して(グーグルマップ等を活用して位置関係と移動時間を把握)、出張先を選定しています。

リストの分析が進んだ現在では、ある避難所に出張する際、当該避難所の事前承諾を得た上で、近隣の複数の避難所からも被災者を呼んで相談会を実施するという工夫も可能となっています。

(3) 班編成と各班への指示

手配師が、出張経験者や車出し可能な者を分散させる等の配慮をして、2~3人を1班として2~4班を編成し、各班に2か所ずつ出張先を割り当て、各班に対し、各避難所への連絡、出張時刻の決定、チラシ・ポスターの郵送等を指示します。

各班へは、手配師から、作業フロー表、チラシ案等を提供しますが、各班の創意工夫による活動も奨励しており、自ら積極的活動を試みる会員も複数います(後記4)。

各班は、もちろん各避難所に過度の負担をかけないよう配慮しつつ進めています。

(4) 相談当日

各班員の自家用車にて出張し、各班2か所で出張相談を実施します。

終了後は、連絡を取り合い、場合により集合して情報交換します。

(5) 福島会への支援申出及び報告

福島会の指定書式により、事前に支援申出書を提出して決裁を仰ぎ、事後に報告書を提出しています。

このように、福島会にはほぼ負担をかけることなく、自律的に出張相談を実施しています。

4 アウトリーチのノウハウ、ミニ学習会+法律相談方式については第4参照。