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第4 新潟県内における被災者支援(2)

3 やっぱりニーズは有った

「東日本大震災ML」上で、「悩みに気づく」、「悩みを口にしてもらうための活動」が様々紹介されていました。「ボランティア登録して中に入って行く…、とにかく話しかける、聞くだけでいい、スーツはダメだよ…」

「要は、私ら(弁護士)何をする人か、みんなに知られていないんじゃない?」

ということで、アウトリーチの手法を様々考え、即実行という動きを始めました。

ポイントは

「とにかく弁護士が直接避難者と接すること。敷居が取れれば相談は次々と出てくる」

(1) 事前リサーチ、準備

① とにかく現場

避難者の環境、相談会場(避難所、旅館、公的な施設、公営住宅等々)はできれば事前に見るのが望ましい。雰囲気を感ずるだけでもだいぶ違います。いろいろ思いつきます。

② 人の動きの把握

食事の時間は人が集まります。行事とダブっていないか、仕事でみなさんがいない時間、曜日の把握のほか、相談会の設定日時にいる方たちの、年齢構成、性別構成等も把握します。

③ 目に触れる工夫

チラシなどの掲示状況を把握します。もちろん目立つように工夫します。新潟の場合、黄色の目立つティッシュを作ったので、山盛りにして置きます。その近くにチラシ等を置きます。記録ノートも置いておきます。当日限定で入り口に堂々と掲示してもらうなどします。

ポスター等は単純明快を心がけています。デザイン、目立つことを重視します。言葉も優しく。「法律相談」より「何でも相談」。できれば、弁護士でない、しかも現場を知っている方に作ってもらうと効果的です。

「今日この避難所でやりますよ!」「今やってますよ」といったコメント等も書き入れる。

④ 施設の方にお願いする

食事時や集会の際などに話してもらいます。親近感、信用度、信頼度が高く、効果的です。

もちろん、当日も館内放送その他で話してもらうとよいです。また、事前及び当日に「弁護士です…」とマイクから語りかけるのも効果的です。体育館だと姿も見てもらえますし。

⑤ お声掛け

事前に行った時、あるいは当日の朝食、昼食時に、グッズを渡しつつ、お声掛け、立ち話などをします。それをした人は100%に近いくらい相談会に来ます。

食事時は、みんな来るので、網羅的に広報できます。但し、みなさん時間ぴったりに来てすぐいなくなるので、時間前に、好位置に立って、グッズを渡す準備をしておく必要があります。

一緒に食べていると、より効果的です。旅館でやる場合は、前泊して、食堂やロビーで仲良くなると、翌日どっと相談に来ます。何となく弁護士が来ているというのが伝わるようです。